焼き栗屋さん!

エトナ山に栗の季節がやってくると、カターニア市内や近郊の村々の道に白煙が立ち込めているのが目に入ります。
まるでどこかが火事にでもなっているかのように見えます が、実は栗を焼いて売ってるんですね〜。

一日中煙がたなびいていたりしたら、近所のアパートなど に住んでいる人たち、ちょっと迷惑なんじゃないかな〜 と思っちゃったりするんですが・・・

さてこの焼き栗のフォルノは、(つ まり同じシチリアでも他の県に行ったら見られないもの だという・・・) カターニアの住民たちから言わせるとカターニア独特のシステ ムになっているそうです。

まず、フォルノの形は1m半くらいはある煙突型の円柱 で、下の方に木炭を入れて炊きつける大きな窓がありま す。
そこから70〜80cmくらいの高さの空洞があって、大粒の塩を振りかけた栗を 入れた、底に穴のある鍋をひっかけられるようになって いるんですね。

つまりカターニアの焼き栗は、じかに炭火の上に置かれているのではなくて煙突で温まった熱によって焼かれているわけで す。

焼き栗をするための常識としてもう皆さんもご存知だと思 いますが、栗を焼くときの原則は勿論、焼いている最中 に破裂しないように皮に切り傷をつけておくこと。
でないと子供の時に読んだ「さるかに合戦」じゃないけれ ど、栗がはじけたらお猿さんのおし○みたいにまっかっ かに大やけどしますものね!

ちなみに栗の皮を暖炉にくべると、ときどきパチンパチン とはじけてびっくりします。

2005年 齊藤 エトナ